![]() こちらは、本や図書館等に関するイベント情報のページです。 関西方面の情報が中心になると思います。 見つけた情報を書き込むだけなので、ひんぱんには更新できませんが、 参加した催しについてのレポートも書いていきたいと思っています。 皆さまからの情報もお待ちしています! |
『ことばが人の心をささえる』 |
文化ホール |
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☆ 時 間: 午後2時〜4時 ☆ 参加無料: 定員230名 ☆ 申し込み: 天理市立図書館まで TEL:0743-63-0739 FAX:0743-63-3911 | ||
講 師 国際児童図書評議会(IBBY)会長 東京子ども図書館評議員 島 多代 氏 【天理市立図書館からの案内】 島多代氏は、昨年、初のアジア出身のIBBY会長に就任されました。今回は、氏の少女期の体験 −突然からだの自由を失い、闘病生活の中で本に精神を支えられ、力を与えられたこと− を中心に、”子どもの本を通しての国際理解”に力をつくしてこられた、これまでの道すじをおはなしいただきます。どうぞ、ご期待下さい。 【著訳書】 「センダックの絵本論」共訳 岩波書店 1990 「ソビエトの絵本 1920-1930」 リブロポート 1991 「橋をかける −子ども時代の読書の思い出−」 美智子 著 すえもりブックス 1998 P33 いつも、いかに子どもたちに本を手渡すかを考え、お母さんや先生たち子どもたちに奉仕する人達を 支えるIBBYの仕事は厳しく地味です。しかし、その仕事の重要性は社会の未来に関わる事なので、 一度始めたら止める訳にはいきません。− 島 多代 − 皇后さまとIBBYの人たち − |
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(万博記念公園) |
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☆ 「最近の子ども用図書の傾向」午後1時15分〜3時 「文学館見学会(書庫見学)」3時〜3時半 新刊書閲覧 午前10時〜1時15分,午後3時〜 ☆ 500円 ☆ 問合せ先:子どもの読書と教育を考える会・福西 TEL: 0743-77-6548 | ||
【国際児童文学館専門員の土居安子さんによる、新刊書の紹介】 この1年間に出版された本の中から選んだ100冊を超える作品紹介リストが配られ、このリストに沿って実際にその本を見せながら本の紹介、解説をしていただきました。とっても早口な方なので、1時間という短い時間で、ものすごい量の情報をもらった感じです。部屋の3方には、ずらりと新刊本が集められ、自由に閲覧できるようになっていました。 ★ 文学館見学会 一番感激したのは見学会(約30分)で、一般には入れない書庫を見せてもらえたことです。 貴重な古い物語や、縮緬(チリメン)本という明治時代に作られた輸出用の絵本など、桐の箱に保管された資料も何冊か見せてもらいましたし、「少年ジャンプ」や「なかよし」などのマンガや、様々な雑誌も創刊号からずらりと並んでいました。 近くに住んでいた時はよく行っていた児童文学館ですが、書庫に入ったのは初めてです。 赤木かん子さんも児童文学館の書庫見学をして、感激したという文章をどこかに書いておられましたが、実際に目にすると、まさに児童文学研究資料の宝庫といった感じでした。でも、年々増え続ける資料の保管スペースが悩みだとか。古い資料を毎年購入し続け、最近出版されている児童書、雑誌類に関しては全て収集(寄贈・購入)しているとうことです。本の帯やチラシもりっぱな資料、初出誌というのも大切な資料なので、児童文学に関係なさそうな雑誌もちゃんと揃っています。本の寄贈は大歓迎で、3冊以上の複本は必要な図書館にもらわれていったりするそうなので、廃品回収に出さずに文学館に寄贈すると、本がまた生き返るかもしれません。 【子どもの読書と教育を考える会(代表者:鳥越信氏)】 今回の催しの主催者であるこの団体は、学校の先生や司書、創作活動されている人達が集まって、月1回の例会と、宿泊研究会、会報発行などの活動をされているようです。新刊書研究会と見学会は4月の恒例行事のようでした。 ★ 児童文学館利用のてびき 1階は子供のための閲覧/貸出室で、身分証明書があれば誰でも本を借りることができます。 ☆ 1人10冊3週間まで(電話で2週間延長可能)。 2階は高校生以上のみ利用可能な閲覧室で、カバンをロッカーに預けてからの入室です。 ほとんどの資料が閉架式なので、知らなければ、あんなに膨大な資料が保管されているとは気づきません。蔵書リスト(書名順,著者名順,雑誌名)で調べることができますが、閲覧したい資料についてある程度リストアップしていった方がいいかもしれません。 ☆ 書庫の資料閲覧と資料のコピー請求:午後4時まで ☆ コピーした資料は、1階の総務課事務所で料金精算(1枚30円)した後に受け取ります。 久しぶりに行ったら少しレイアウトが変わっていました。でも『日本児童文学』のバックナンバー(多分複本なんでしょう)がずらりと書架に並んでいて、お気に入りの作家の作品が載っている号をチェックできて大満足でした。今度はもっとゆっくり見に来ようと思います。 【児童文学館での次回の催】 大阪国際児童文学館開館15周年 ケストナー生誕100年記念 講演会『ケストナーを語る』 講 師: 鳥越 信 氏 日 時:1999年5月23日 2:00−4:00[受付 1:30] 参加費:1,000円 |
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(大阪・梅田) |
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☆ 開館時間: 午前10時〜午後7時 ☆ 問合せ先: 06-6361-1381 | ||
世界の約10数カ国語に翻訳され、日本でも昭和30年代に『ひとまねこざる』として登場した H.A.レイ原作の絵本の原画、イラスト、ポスターなど約60点 ★「Curious George」も最近人気のキャラクターですね。輸入玩具を扱うお店でもよく見かるようになりました。 ★ 催しとは関係ありませんが、同じく絵本『げんきなマドレーズ』や、BSアニメで大人気の マドレーヌちゃんのグッズを扱うサイトを見つけました。 登録すれば、新商品情報をメール(英語)で知らせてくれます。 |
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〜4月11日(日) 休館日4月6日(火) |
(大丸梅田店15階) |
☆ 開館時間: 午前10時〜午後7時30分閉館 ☆ 入 場 料: 一般800円,大高生600円,小中生300円 ☆ 問合せ先:(株)ディック・ブルーナ・ジャパン 東京都千代田区飯田橋3-2-4 TEL 03-3222-1797 | ||
1995年に出版された絵本『ちいさなうさこちゃん』でスタートし、ここ数年はミッフィーちゃんとして、キャラクターグッズが人気を集めているオランダの絵本作家、ディック・ブルーナの作品を集めたもの。『こぐまのボリス』、『ぶたのうたこさん』などの作品もあり、絵画的に最もシンプルな形と色で表現されているのが特徴。 会場には、鉛筆や筆で描かれたオリジナル原画やシルクスクリーン作品など約140点の展示をはじめ、絵本の世界を立体化したコーナーやブルーナのメッセージを紹介するコーナーなどもある。 (参考:朝日新聞家庭欄) ★ 去年発売された"ふみの日切手"には感激しました。たまたま9時前に大阪駅近くの郵便局の前を通りかかり、行列を見つけました。絵葉書までセットになって、紙のフォルダーにセットされた"ふみの日切手コレクション"1セットは使わずに大切にしまってあります。 ★ オランダの空港で絵本を1冊買ったことがあります。書名は『ik kan nog meer lezen』。 最後のページの絵が『わたし、ほんがよめるの』と同じものなのですが、鼻と口元がちょっとだけ違います。表紙の絵も別のものです。国か発売時期によっていろんなバージョンがあるのでしょうか?オランダ語が少しだけ勉強できました。 犬:hond 木:boom 家:huis 椅子:stoel 机:tafel お皿:bord フォーク:vork スプーン:lepel ネコ:poes 花:bloem 時計:klok |
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(大丸神戸店9階) |
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☆ 10時〜19時[金・土・日・振替休日は19時30分まで,最終日は18時閉場] 入場は閉場の30分前まで ☆ 問い合わせ:078-331-8121 ☆ 入場料:一般700(500)円,大高生500(300)円,中学生以下無料 カッコ内は10人以上の団体料金 |
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世界の代表的な作家52人による原画など約300点を展示。 ★ 朝日新聞3月17日(水)付の夕刊に、今江祥智さんの"「謎」解きのたのしみ" というコラムつきで紹介記事がありました。 カラーで紹介されていた原画は、『もりのなか』エッツ 1944年,『冬』ポター 1894年, 『太陽のがくたい』マクダーモット 1997年,『すばらしいとき』マックロスキー 1957年 『クマのプーさん』シェパード 1967年,『ちいさいおうち』バートン 1942年 |
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大阪本店2階 |
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問合せ:06-4799-1090 大阪市北区堂島6-20 堂島アバンザ |
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『さっちゃんのまほうのて』『おしいれのぼうけん』の ☆ 田畑精一 先生 3月20日(土)14:00-15:00 『学校ウサギをつかまえろ』『ふしぎの時間割』などの ★ 岡田 淳 先生 3月21日(日)13:00-14:00 |
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午後2時〜3時30分 |
JR甲西駅より徒歩10分 |
・受講料無料 申込み/問合せ:0748-72-5550 〒520-3234 滋賀県甲賀郡甲西町中央5−50 |
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『二度目のロンドン暮らしから』〜イギリスに滞在して考えたこと、出会った人々〜 <案内のチラシから> 昨年の数ヶ月に及ぶイギリス滞在のおはなしを中心にお話いただきます。義足のランナー、クリス・ムーンさんとの出会いなど、聞き逃せない話がいっぱいです。元気印の今関信子さんの講演会、この機会にどうぞお越し下さい。 |
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【講演会レポート】幼稚園の先生をしておられたという、とっても明るくパワフルな方でした。 作家の先生という堅苦しさが全く感じられない、近所に住んでいるおしゃべり好きな楽しいおばさんという雰囲気で、昔ご自身が、ご主人、お子さんといっしょに滞在されたイギリスへ、去年19年ぶりに行かれて感じたこと、出逢った人について話されました。 イギリスの教育、子供のしつけ方について、日本のお母さんの目から見た驚き、発見。また、近所付き合いについて「外国の人は、自己主張が強くて...。」とよく言われるし、イギリスで暮らす若い人達からの不満の声もいっぱい聞いたけれど、実はこちら側の態度で随分相手の対応が変わるんだ、人間としての心配り、古き良き日本人ならあたりまえの行動がイギリス人にも通じたというエピソードもありました。音信不通だった昔の友達とも、奇跡的に再会できたお話、地雷除去中に、片腕片足を失ったクリス・ムーンさん(長野オリンピックで最終聖火ランナーとして出場)と出会い、「自分は何も変わっていないんだ。まだ片方の腕と足が”ある”じゃないか。毎日力いっぱい生きていこう。」という姿勢に勇気づけられたお話が印象的でした。 19年前に比べて、イギリスはとっても活気があった。(反対に、日本が今たそがれている。)だけど前回のイギリス滞在を描いた『地球のおへそはどこにある』(童心社)はちっとも古びていないなと思って日本に帰ってきたら、ワッペン(必読図書指定)がついていた。やっぱり思った通りだった。人間も中古だからって捨てた物じゃない。...「ここがすごいとこなのよぉ。」 自分の内面を描くお話と、今を見つめたノンフィクションの2本柱で作品を書いていきたい。今までは高学年向きのお話が多かったけれども、今年から3年間に5冊の幼児向けの絵本が出るのがとてもうれしい、とにこにこ話されていました。 |
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午後2時〜3時30分 |
JR甲西駅より徒歩10分 |
・受講料無料 申込み/問合せ:0748-72-5550 〒520-3234 滋賀県甲賀郡甲西町中央5−50 |
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『問いの中を生きる』 「西の魔女が死んだ」「裏庭」「丹生都比売」「エンジェル エンジェル エンジェル」など、大人にもファンの多い梨木香歩さんは大津市在住の方です。質疑応答の時間も比較的長くとってあるそうで、どんなお話が聞けるか、とても楽しみです。 |
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【講演会レポート】講演という一方的なスタイルを取らず、1対1で対話している雰囲気を出したいからと、参加者から出された質問に答えるという形で、話が進められました。 「問いの中を生きる」というテーマの中で、参加者から予め出された質問への答えを通して、梨木さんが大切に思う”自分の枠をしっかり作る””心の垣根をしっかりする””庇護される立場から守る側へ変わる””共振””つながっているという感覚が、どんなにか人を救うか”という生きていく姿勢、”より強いリアリティーのためにファンタジーが必要””豊かな闇を書ければいいと思う”という物語への想いを語られました。宗教観や近親憎悪について、果ては、何故人を殺さないでいるか、などという話題にまで発展し、予定の時間を超えて、真剣な質疑応答が続けられました。 ★ 梨木さんの作品中には、ときどき、こだわりのある漢字が使われています。 『裏庭』では、障害をルビ付きで障碍(しょうがい)と書いておられました。 多くの想いが伝わってくる文字です。 最初に気づいたのは、『丹生都比売』の中の文章でした。「キサは自由な魚のように底近く降りるとその水銀を片手で救い、ゆっくりと放りました。」(P138) "掬う"ではなく、"救う"となっているのを見た時、とてもうれしいと思いました。 草壁皇子への想いが込められているように感じられたからです。でも、ひょっとしたら誤植なのかもと思い、質問したところ、「漢字には、言葉にできないニュアンスを入れられるので、よくやります。」という答えが返ってきました。一語一語おろそかには読めなくなってしまいますね。 『丹生都比売(におつひめ)』は、私が一番好きな作品です。イギリスの香りのする作品を描かれる方だと思っていた梨木香歩さんのイメージが、がらりと変わりました。 古代日本を舞台にしたこの物語には、何かとても大切なものをもらったような気がしました。清らかで美しく、悲しいストーリーなのですが、読んでいてとてもうれしく感じました。 ★ 5月に発売予定の新刊『からくり からくさ』は、近江八幡、彦根が舞台(作品中ではS市)だそうで、封建的な家(イエ)意識の中で、生きていく女性を描いた作品のようです。婚家と実家とのぶつかり合い、子供を持って初めてその家の人間になる、自分のアイデンティティーがイエそのものになっている、など、ひどく重いテーマのようで、ちょっと引いてしまいそうな気がしますが、梨木さんがこのテーマをどう描かれるのか楽しみな気もします。 また、『西の魔女が死んだ』の"まい"のその後を描いた続編も予定されているようです。 ★ 講演会の後、サインをもらうことが出来ました。公共機関主催の講演会では、講演後、講師はすぐに退場して控え室へ入ってしまわれることが多いのですが、ファンの熱気がそれを許さず、梨木さんも快くサインに応えて下さいました。 「座右の銘を書いて下さい」とおっしゃった方がいて、私もその言葉を書いていただきました。 物語ハ 魂ヘ 向カフ 小径 岡田淳さんに続き、梨木香歩さんも魂という言葉で物語を語られました。物語を紡ぐという作業は、心の奥にあるものを形にし、魂に向かって話しかけるようなものなのでしょうか。 ★ 梨木香歩さんの作品紹介のページ |
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午後4時〜5時半 |
地下鉄御堂筋線江坂駅から徒歩5分 |
・費用: 前売り 2,000円 申込み/問合せ:06-6330-8071 大阪府吹田市江の木町 |
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『物語と子どもたち』 兵庫県西宮市の小学校の先生で児童文学作家の岡田淳さんが、人間同士が分かり合うということについて最近の小学生の様子を交えて話す。 ☆ 去年の12月12日に、滋賀県近江八幡市立図書館でも講演されたそうです。 |
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とても素晴らしい講演会でした! 私が日本の児童文学に目を向けるきっかけになった恩人ともいえる作家ですが、若々しく、サービス精神いっぱいの、とても素敵な方でした。 話しながらつっこみを入れたりして、さすが関西人と思わせる巧みな話術にぐいぐい引き込まれた涙と笑いの1時間半で、ますますファンになって帰ってきました。 一つ一つのエピソードから、学校での様子が窺え、岡田先生は子供たちの人気者なんだろうなと、ほほえましく思って聞いていました。悲しい事件が多い世の中、こんな先生が増えたら毎日が救われるんじゃないかと思いました。 ”魂、いのちの近くでわかる、理解できるということについて考えてみた。” ”泣くというのは、魂に触れること、魂の近くに行くことの気がする”など、心に響く言葉、話がいっぱいで、帰ってから何日も話の余韻、奥深さにぼーっとしてしまいました。 講演会の後はサイン会もあり、それぞれの本に合ったイラストをていねいに描いて下さいました。私が描いてもらったのは『ユメミザクラの木の下で』(桜の花びらが散る絵)と色紙(ネコの絵)です。 ★ 講演の中で『ふしぎの時間割』中の「掃除用具入れ」のお話は、大人が子供の気持ちを理解する話で、「もういちど走ってみたい」は反対に子供が大人を理解するお話だと話されました。 『ユメミザクラの木の下で』は、その両方が描かれていますね。また、「スキッパーは、ひとりでいても、十分自分の世界を楽しむことのできる少年だけれど、何人もの友達がいないと体験できないこともある。スキッパーが、どっちも体験できたらいいなと思ったんです。」という親心を話して下さったので「スキッパー、よかったねぇ!」と、単にストーリーを味わう以上の思い入れを持って読むことができました。でも、もう二度とみんなでいっしょに遊べないと思うと哀しい...。 ★ 講演会の詳しいレポートは児童文学MLに投稿しました。岡田淳さんのファンも多く、いろんな作家や絵本の話題で盛り上がっているメーリングリストです。 ★ 岡田淳さんの作品紹介のページ |
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午後午後1時〜2時30分 |
JR守山駅よりバス |
・受講料無料 申込み/問合せ:0778-583-1639 滋賀県守山市守山町193−6 |
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『こどもの読書としあわせについて』 JR摂津本山駅前で子どもの本の専門店「ひつじ書房」を開いておられる平松二三代さんのおはなし。 |
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お店にも何度か行ったことがあります。初めて児童文学好きの友達と訪れたとき、お店の棚卸しのアルバイトをしないかとお誘いを受けました。魅力的なお話に迷ったのですが、都合が悪くて断ってしまいました。今思えばとても残念なことをしました。 岡田淳さんの『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』の文庫版のあとがきで、この作品が出版されるきっかけとなったのがこのお店だと知ってとても驚きました。 お店に並んでいる本は、全て平松さんの目に適った本ばかり。元小学校の先生だとばかり思っていましたが、神戸市立図書館で長年司書をされていた方でした。そういえば、おたまじゃくしに足が生えて、カエルになる絵本を尋ねたらレオ・レオニ『』を取り出してくれました。さすがです。 講演会では、何冊もの絵本をテーブルに積み上げ、時々それらの本を示しながら子どもと読書について語って下さいました。 面白い本を読んだ時の深い喜びの体験は、脳の発達にも影響するのだとか(岡本夏木著「子どもとことば」岩波新書よりの引用)。子供に良い本を与えたいという情熱と、本に関する自分のモノサシをきちんと持ち、それをお店で実践されているんだなというのが伝わってきました。また、漫画、アニメに関しては全く否定的で、日本昔話のアニメももっての外と言い切っておられたのが印象的でした。 最後に約40分かけて石井桃子『三月ひなの月』(福音館書店)のおはなしを語って下さいました。(ストーリーテリングの実演) 部屋を少し暗くして“お話のろうそく”に火をともす瞬間って、大人になってもわくわくしますね。千代紙とセットで販売されているお雛様も、紙とは思えないくらい美しくて、とっても素敵でした。 『折りひな』 田中サタ 三水比文 真田房枝 発行者:田中サタ 折りひな 1冊(和紙折り紙つき)2,000円 折り紙・十人揃え1セット 900円 内裏揃え1セット 400円 発行所:三人会 〒199-01 神奈川県津久井郡相模湖町千本良101−4 振替 00190-9-75625 |
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