イベント情報 1999年7月〜12月

 こちらは、本や図書館等に関するイベント情報のページです。
関西方面の情報が中心になると思います。
見つけた情報を書き込むだけなので、ひんぱんには更新できませんが、
参加した催しについてのレポートも書いていきたいと思っています。
皆さまからの情報もお待ちしています!






永遠の美と生命
大英博物館 古代エジプト展

 
神戸市立博物館
開催中〜12月26日(日)

☆ 世界の文化遺産の宝庫・大英博物館。
 その展示品の中で最も人気のあるエジプトコレクションを日本で初めて本格的に紹介する。東京展では40万人を超える来場者を数えた展示会。神戸展では、ミイラや黄金のマスク、王の石像、宝飾品、パピルスに書かれた「死者の書」など、美術・工芸品約150点を厳選して展示。古代エジプト人が希求した「永遠の美と生命」の結晶にふれられる。

   ☆ 開催時間: 10時〜17時(神戸ルミナリエ開催中は19時まで)
          入場は閉館30分前
     休 館 日: 月曜
     入 館 料: 一般1,200円 大学・高校生900円 中・小学生400円
     交  通: JR神戸線三ノ宮より徒歩10分
     問い合せ: 078-391-0035








永田萌展〜妖精たちの花風景〜
 
11月5日(金)〜14日(日)
滋賀県立草津文化芸術会館

   ☆ 色鮮やかなイラストで人気の永田萌。
     愛らしい妖精と季節の花を描いた作品を中心に「おやゆび姫」などお話の絵を
     ビデオにした作品やエッセイを併せて紹介する。

           − ASAHI WALK Siga より −


     ☆ 入場無料  077-564-5815 県立草津文化芸術会館





「ふるさと童話館」刊行記念
関西集会’99

 
10月3日(日)
神戸産業振興センター

  【リトルトーク】「子どもの本のゆくえ - それぞれの立場から -」
           あさのあつこ・嵯峨洋輔・竹内秀曜・横山充男

  【 分 科 会 】七つともうひとつのとびら …… 実作指導と講義
          あまんきみこ・川村たかし・菊池ただし・国松俊英
               木暮正夫・古世古和子・中川正文・武鹿悦子

  【出版記念パーティー】(どなたでも参加できます。)




   ★ 主催:<関西集会'99>開催実行委員会・「ふるさと童話館」編集委員会


     ※ 詳しい資料につきましては、下記までご請求ください。
       (社)日本児童文学者協会
           TEL:03-3268-0691 FAX:03-3268-0692




ことばとリズムが出会うとき
谷川俊太郎 詩の朗読と谷川賢作 ピアノコンサート


10月2日(土)
午後2時〜4時
定員120名
参加費無料

 オーク・ニューマン・ステージ

   ☆ 出演: 谷川俊太郎(詩人) 谷川賢作(ピアニスト)
   ☆ 詩人の谷川俊太郎さんの自作の詩の朗読と谷川賢作さんのピアノコンサート。


     父子のおしゃべりを交えたアットホームなステージです。
     ことばのもつ軽妙なリズムとパワーを存分に感じさせる”谷川俊太郎ワールド”を
     お楽しみ下さい。


     ☆ 問い合わせ先:大阪市立弁天町市民学習センター
             大阪市港区弁天1-2-2-700(オーク2番街7階)
              TEL: 06-6577-1430




'99イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
 
〜9月26日(日)
10:00〜17:00
(〜16:30)
一般:800
高大:600
小中:400

     ★ 西宮市大谷記念美術館  兵庫県西宮市中浜町


 毎年イタリアのボローニャで開催される国際絵本コンクールの入賞作品を展示した原画展です。
 フィクション部門とノンフィクション部門に分けられ、世界中のアーティストから応募された
 5枚1組の作品が、様々な国から選ばれた審査員によって真剣な討論の後、選ばれます。

★ 既に活躍している有名な作家の作品、既に絵本として出版されているものから、プロを目指す人のもの、まだ絵だけのものまで、いろいろです。作品のタッチもモチーフも様々で、それぞれの国の文化的な背景が感じられたりして、バラエティに富んだ展示内容になっていました。

★ たいていの絵には、簡単な説明や絵本からの抜粋が紹介されていて、これを読みながら絵を見てストーリーを想像するのも楽しい。絵本になっている作品を展示してある部屋もあり、翻訳されていない原語の絵本も含めて、自由に手にとって読むことができました。

★ 『へびのクリクター』『すてきな三人組』『月おとこ』などの絵本でおなじみの、トミー・ウンゲラーの作品紹介コーナーもありました。

★ 原画を絵はがきや、メモパッドにしたものも販売されていて、これを買うのも楽しみの一つです。どれにしようか迷ってしまうほど、楽しくてかわいい絵はがきが1枚50円というのもうれしい。



審査の模様や、入選者と出版社とのやりとりを紹介したビデオも上映されていて、これがすごくよかったです。

■ 応募作品は、国別、出版経験の有無によって分けられ、4人の審査員は最初個別に全作品をチェックします。その後、一つ一つの作品について全員で見て回り、Yes/May be/Noと評価を決めていき、まず4人共 NOだった作品が裏返されます。その後、激しい討論を経て、入賞作品が決められるのですが、より質の高い作品をと願う審査員の真剣なやりとりが印象的でした。

■ 5枚1組で1作品。独創性や、使用技法、ストーリー性などが問われますが、個人的な好みも大きく左右するので、「何故これが NO なの、惜しい」というようなこともあるようでした。そのために審査員は毎年変わり、さまざまな傾向の作品が紹介されるのだということですが、何故自分の作品が選ばれなかったのか知りたいというアーティストの声もありました。

■ ボローニャ国際絵本コンクールの会場は、クリエーターにとっても、出版関係者にとっても大きなチャンスの場。日本人受賞者と、彼らの作品に興味を示し激励する編集者とのやりとりもお互いの情熱が伝わる力強いものでした。



☆ 大阪に住んでいた頃は毎年のように行っていたこのボローニャ国際絵本原画展、とても久しぶりに行ったら、美術館がすっかりりっぱに改造されていました。何年か前に行った時までは、古い大きなお屋敷を改造したという雰囲気が残っていて、入口でスリッパに履き替えた後の最初の順路は、右手の薄暗い小部屋でした。左右の壁面にガラスの展示ケースがあり、その部屋から広い展示室に入るまでの廊下は板敷きで、壁に展覧会のポスターが貼ってあるものの、どこかの家におじゃましているような感じがありました。展示室で鑑賞した後に通る部屋には木のテーブルがあって、ここで絵本が自由に読めるように置いてあったのですが、広い庭が見渡せる縁側といった趣のある場所でした。

☆ 今回初めて、試験的に週1回、一時保育サービスを実施し、クチコミで広がった保育予約はすぐに埋まったそうです。庭に面した明るい部屋におもちゃが置いてある部屋がありましたが、きっとその部屋でしょう。

☆ 雰囲気は変わってしまったけれど、美術館全体が明るくモダンになって、とても親切な設計でした。他にもいろんな催しが企画されればいいなと思います。




梨木香歩講演会
 
9月11日
16:00〜17:30
クレヨンハウス大阪
(地下鉄御堂筋線江坂)

 「問いの中に生きる」遭難死しないための児童文学  ★ 講演会レポート ★




世界の絵本展
 
8月25日〜29日
無料
京都市国際交流会館
(地下鉄蹴上)

   ☆ 京都市国際交流協会 TEL:075-752-1187
               京都市左京区粟田口鳥居町

   同会館に所蔵の世界八十カ国・地域の絵本約千二百冊を展示。
   29日午後2時からは、ガーナのアーティストによる絵画展示やアフリカ音楽と
   ダンスのステージがある。会期中にビデオ絵本の上映も。




大阪市立中央図書館 探検記
 
〒550-0014
大阪市西区北堀江4丁目3−2
地下鉄西長堀駅前

  イベントではないのですが、すごく立派な図書館を発見したのでご紹介します。

  ★「サライ」(21号 1996年11月号) 小学館発行
    とじ込み付録:くつろげる知的オアシス 図書館で過ごす


 きっかけは、この雑誌。全国各地の公共図書館、専門図書館を紹介した特集記事を、バックナンバー半額セールで見つけました。その中で、(この年の)7月にリニューアルされ、図書館としては珍しく書店を設け、今後はオリジナルグッズもなども発売する予定だと書かれているのを読んで、「これは一度行ってみなくては!」と探検しに出かけたのでした。

 和室の部屋があったり、公園や池に囲まれていたり、他にも行ってみたい素敵な図書館がいっぱい載っていました。全国の図書館を訪ねる旅も楽しそう。


【図書館の想い出】

 実は、ここは私が小学生の時、友達に連れられて生まれて初めて行った図書館なんです。当時、小中学生室があったのは2階で、3階の食堂/売店では、パンやうどんなどの軽食が食べられました。値段も安く、ファーストフードのお店なんてない時代でしたから、ここは友達同士で外食できるの唯一の場所ということで、"図書館でおやつ" は、ちょっとスリリングな楽しみでした。

 食堂の隣が自習室。よく図書館の入り口で順番待ちの列が出来ていました。
それから「お話の部屋」もちゃんとあって、暗くした部屋の中で"おはなしのろうそく"を灯し、ストーリーテリングを行っていた図書館は、全国でも珍しかったと思います。

 引っ越してからは遠ざかっていたのですが、本館の隣に児童図書室として別館が建てられた時にも一度のぞきに行きました。そして今回、地下から出た私の目の前に飛び込んできたのは、予想以上に立派な建物と、ガラス越しに見える大勢の本を読む人の姿でした。


【図書館探検レポート】

 地上5階、地下6階建ての地上3階から地下1階までが閲覧室で、地下道からも直結しています。入り口にレンタルショップのような、所持品チェックのゲートがあるのにまずびっくり。大学図書館並みですね。新聞以外の蔵書全部に磁気テープが張られているのでしょうか。そういえば、以前は閲覧室に入る時には必ずカバンをロッカーに入れないといけなかったし、そうでもしなければ本が無くなってしまうのが現状なんでしょうね。

 レトロな雰囲気が魅力だった中之島の旧大阪府立図書館、日曜日にはエントランスホールでコンサートが開かれる近代的な建物の滋賀県立図書館など、大きな図書館の雰囲気も知っているつもりでしたが、受付の前を通った時には、何かのイベント会場にでも来た気分でした。

 最大収蔵冊数約330万冊(書架に並んでいるのは約30万冊らしい)、一日の利用者数が7600人という、桁外れの数字も納得できる豪華な設備と資料。あちこちに配された椅子でくつろぐ人達を見ていると、レジャーの一つとして "図書館で憩いのひとときを過ごす" ということが日常生活に浸透しているなという印象を受けました。(大阪ドームが近いこともあって、阪神の応援グッズをテーブルに広げている人もいました。)

 時間がある時には、図書館を隅々までチェックする私ですが、どんな本が並んでいる棚か書架から書架へと歩くだけで気が遠くなりそうな広さです。こんなに色んな雑誌が発行されていたのかと驚くほどのマガジンラック、日本各地の新聞、業界紙、英語の新聞・雑誌・図書はもちろん、中国語、ハングル、点字図書も充実していました。大阪に関する資料を集めたスペースが開架書庫も含めてとても広くとられ、教科書を集めたコーナーもありました。ビデオ、CDも借りられるAVコーナー、マンガや中高生向きの図書を集めたヤングコーナーもにぎわっていました。


【☆一番のお気に入り☆ −児童図書研究コーナー】

 こどもの本のコーナーは1階にあり、絵本、児童書だけでなく、紙芝居もじっくり眺められる棚が設けられていました。もちろん、おはなしの部屋も広くてゆったりしていそうです。毎日中学生新聞で、読みたかった記事をコピーできたのも収穫でした。

 そして、一番感激したのは、パーティションの向こうに見えた児童図書研究資料の文字です。

 「少年倶楽部」「復刊赤い鳥」「飛ぶ教室」「日本児童文学」などの有名な雑誌は、合本製本されて、かなり古い号から並んでいます。たいていの市立図書館では、雑誌の保存期間が3年だと知り、児童文学雑誌は自分で保存しておかないと読めなくなると心配していたけれど、ここに来ればちゃんとあることがわかって一安心。

 有名なものだけでなく、子どもと本に関する様々な雑誌や小冊子も揃っており、それを自由に手にとって眺められるのがうれしい。数はそれほど多くはないけれど、研究保存用児童図書の棚があったり、児童文学の研究書、世界各国の児童図書関連の雑誌も置いてありました。

 万博にある大阪府立国際児童文学館に近い内容で、蔵書数はとても叶わないかもしれないけれど、閉架してたら宝の持ち腐れ。専門家でない私には、自由に手にとって眺められるこちらの方が、ずっと利用しやすいなと思いました。



   ☆ 開館時間:火〜金曜日 午前9:15〜午後8:30
          土・日曜日 午前9:15〜午後5:00
   ☆ 休 館 日:月曜日,祝日,年末年始
          毎月末日(その日が月曜日の時はその前日の日曜日)
          当別整理期間(年間約2週間)

   ☆ 電 話 :06-6539-3300(インフォメーション)
          06-6539-3302(調査・相談)


【資料の検索『OMLIS(オムリス)』等】

★ 各階にあるコンピューターで、本やビデオ・CDなどのタイトル、著者、作者、テーマのことばから、その資料が図書館にあるかどうか調べることができます。

★ パソコン通信で、図書館の資料を探したり図書館からのお知らせを見たりすることができます。

★ 辞典・百科事典・図鑑などのCD−ROMによる調べものもできます。




子供の本の教室
 
1999年8月23日(月)〜24日(火)
ホテルニュー京都

 講 師: 今江祥智,岡田淳,さとうわきこ,長新太,村上康成

5人の児童文学作家を迎えて京都で催される、1泊2日の講演,分科会,シンポジウム。
今年で17年目になるそうですが、豪華な顔ぶれで、とても魅力的です。
お盆の後の平日...日帰りは締切済み...行きたいけど...どうしよう。


    ☆ 締  切: 定員400名になり次第締切(宿泊300名・日帰り100名は締切済)

    ☆ 受 講 料:  7,500円(申込書に添える/締切後の払戻不可)
    ☆ 会 場 費: 13,000円(1泊2食込み/当日ホテルに直接支払)

−     ☆ 申し込み: 京都子どものとも社 TEL:075-841-4265
           〒600-8811 京都市下京区中堂寺坊城町28
           奈良子どものとも社 TEL:0743-52-0831
           〒639-1042 奈良県大和郡山市小泉町2215-6


☆−☆−★ Schedule ★−☆−☆

   8/23(月)
      受 付 12:30〜
      講 演 14:30-18:30
          岡田淳「クラリネットでも吹きながら」
          村上康成「自然の歌を聴きながら」
          今江祥智「明るい表通りを歩きながら」

      夕食・入浴
      分科会 20:00-21:10
          1 岡田淳さんを囲んで
          2 村上康成さんを囲んで
          3 さとうわきこさんを囲んで
          4 今江祥智さんを囲んで

   8/24(火)
      朝 食
      講 演 9:00-10:10
          さとうわきこ「絵本とわたし」
      シンポジウム 10:25-12:00
          長新太さんを囲んで
          岡田淳・さとうわきこ・長新太・村上康成・司会=今江祥智



☆ 残念ながら8月の初めにはもう締め切られていたようです。☆
★ 参加された方は、ぜひどんな雰囲気だったかレポート、感想をお願いします。 ★



  1999年1月〜6月までのイベント情報(参加レポート付)
  1999年6月〜12月までのイベント情報(参加レポート付)
  2000年1月〜 のイベント情報(参加レポート付)


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