図書館利用のお役立ちノート



 ☆ 公共図書館をもっと利用しませんか?



 あなたの住む街に図書館がありますか? 図書館って好きですか? よく利用されますか?

 どうしても自分で買った本でないとダメだっていう方がいらっしゃるかもしれませんが、自分で買える本の数って限られているし、ちょっと興味があるってだけで高いお金を払うのもばからしい。図書館って一番てっとり早く税金を取り戻せるチャンスだと思いませんか?どんどん利用して、得した気分を味わいましょう!

 ここでは、あんまり図書館ってよく知らない。お金いるの?いつ行っても読みたい本がないよ。という方のために図書館についてのちょっとした得するヒミツをお話しようと思っています。そんなの、とっくに知っているという方も、あなたの"まる秘"図書館利用術などがあれば、お知らせ下さいね。
 


公共図書館ってこんなとこ

1.誰が利用できるの?
  ○△□都/道/府/県立図書館、◇×○市/区/町/村立図書館というのは、その都道府県、市区町村が
  それぞれ管理している図書館です。各図書館で利用方法が決められていますが、基本的に誰でも
  入館、閲覧は自由です。

2.誰でも借りれるの?
  都道府県、市町村の税金で運営されているため、たいていの図書館では、貸出は、そこに住んでいる人、
  働いている人に限っています。だから、たとえ図書館から歩いて5分の所に住んでいても、そこが隣の町
  だったりしたら、残念ながら借りることが出来ません。ただ、ごくわずかですが、図書館によっては、
  制限なく誰でも借りることができる図書館もあるようです。

3.お金はいるの?
  無料が原則。コピーする時以外は、お金はいりません。
  さあ、これでもう「全部で、おいくらですか?」なんて聞かなくてもすみますよ。
  安心して好きな本を選んで下さい。

4.何歳から利用できるの?
  年齢制限はありません。0歳からカードが作れます。

5.一人何冊まで借りれるの?
  冊数、貸し出し期間は、図書館によって決められています。
  一人3冊まで2週間、とか、3週間で読めるだけとか図書館によって違います。
  年末年始や、年に一回本の整理の為に1週間位の長いお休みがあるので、その直前は何冊でもOK
  ということもあります。

6.何時まで?お休みはいつ?
  これも図書館によって違います。バスや車で決まった場所に来てくれる移動図書館のサービスが
  ある所もあります。詳しくは、図書館に聞いてみて下さい。



ホームページを持っている図書館へのリンクです。あなたの街の図書館の情報が、
ここにあるかるかもしれません。見つかるといいですね。




TRC提供 日本の図書館 検索


図書館の本の並び方:NDCって何?

  図書館の本は、たいていNDC(日本十進分類法)という決まりにそって分類され、書架(本棚)に
  並べられています。本の背の下の方に貼ってあるラベルに書かれた番号が本の郵便番号(住所)です。

総記図書館,書誌学,百科事典,逐次刊行物,叢書
哲学・数学哲学,心理学,倫理学,宗教
歴史・地理歴史,伝記,地理,紀行
社会科学政治,法律,経済,統計,社会,教育,民俗,軍事
自然科学数学,理学,医学
技術工学,工業,家政学
産業農林業,水産業,商業,交通
芸術美術,音楽,演劇,体育,諸芸,娯楽
言語言語,日本語,各国の言語
文学文学理論,日本/各国文学(詩歌/戯曲/小説/評論/紀行/ルポルタージュ/作品集etc.)


本の郵便番号=分類番号(ラベルの数字)は、左から順番に細かい内容を表すようになっています。

 図書館の本のラベルの一番左端の数字を見て下さい。中身を見なくてもどんな内容かがなんとなくわかるようになっています。


 でも、これだけじゃ、よくわからない。読みたい本がどこに住んでいるのかもっと詳しく知りたいと思うでしょ?NDCには索引がついていて、「香水」は576.72,「通信販売」は673.36なんて、探すことができるんだけど、図書館の手に取れる場所に置いてあるのって見たことないですよね。ちょっと自分で探してみようかなっていう時に入り口に置いてあれば便利だといつも思うんだけど...。まあ、内容によっては、いくつもの番号にまたがっていて、郵便番号みたいに”この本はこの番号”って簡単に決められないし、だから図書館によって番号がバラバラってこともあるしね。

 時間のある時は、図書館のすみからすみまで、ふらふらと探検してみるのがおすすめです。意外な場所に、意外な本が、ひっそりと隠れていることがあるのです。宝探しの気分でぜひどうぞ。
 書名や著者名(作者)がわかっていれば、目録で探すか、コンピューター検索できるのですが、手っ取り早く調べるには、図書館の人に聞いてみましょう。そう、図書館司書って、利用者からの質問を待っていると思うんです。もっと気軽に聞いて教えてもらいましょう。


 ☆ いつ、どこに行けば新しい本が読めるか?

 公共図書館には、予算が決められていますから、中には本にはあんまりお金がかけられないんだという図書館もあるかもしれません。でも、きっとみなさんが思っている以上に図書館には新しい本がどんどん入ってきているのです。図書館で買った本は、登録、分類、カバーかけなど、いろんな作業を経てから書架に並べられますから、本屋さんに比べてずいぶん遅いかもしれません。でも、毎週毎週、たくさんの本が新たしく入ってきているのです。
 そして、たいていは毎週決まった曜日に図書館の”新着図書”のコーナーに並べられます。図書館の常連さん達は、それをよく知っているから、その日の朝一番に行って、ま新しい本の中からめぼしい本はないかと探すのです。そう、機会があれば「あたらしい本はいつ並ぶのですか?」と聞いてみましょう。休みの日なら早起きして、真っ先にのぞいてみるのもいいかもしれません。


 ☆ 予約、取り寄せ、購入リクエストが出来ます。

 図書館の本が貸出中の場合、予約すれば、その本が返ってきた時、優先的に貸し出してくれるサービスです。借りられるようになったら電話で知らせてくれます。ベストセラーなど、人気のある本は、20人待ち、なんてこともあって、同じ本が5冊くらいあっても手元に届くのは3〜4ヶ月後ということもありますが、気長に待ってもいいならどうぞ。予約の入っていない本なら1ヶ月以内に連絡が来ると思います。
 その図書館にリクエストの本がない場合、新しく買うか他の図書館から借り出すか、その図書館で判断されます。どうしても、この出版社から出ているこの版の本が読みたい!というのなら、きちんと伝えておきましょう。単行本の挿し絵が見たかったのに文庫本がやってきた、なんてことのないように。
 それと、それぞれの図書館の選書の方針というのがあって、リクエストしても、その図書館では購入できないと断られる場合があります。


 ☆ CD,レコード,コミック,カセットブックがある図書館もあります。

 最近できた新しい図書館には、CDやレコードを置いてある所が多いと思います。人気があるから、いつ行っても棚ががらがらってことも多いけど、予約という手があります。一度、あなたの図書館をチェックしてみましょう。


 ☆ 参考室でいろんな質問に答えてくれるの知ってる?

 図書館には、レファレンスルーム(参考室)という部屋があります。
百科事典だとか、新聞、地図、辞書、マイクロフィルムなど、様々なことを調べる資料がいっぱいです。貸出はできないけれど、その場で読んだりコピーしたり出来ます。そして、この部屋の図書館司書は、図書館にある資料を使って利用者からの質問に何でも答えてくれるのです。電話や手紙でもOKです。ちょっとした疑問、知りたい情報、もっと気軽に尋ねてみてはどうですか?



図書館についての質問、情報、あなたの想いをお知らせ下さい

E-Mail: sur@jungle.or.jp    お待ちしています。



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