スペイン


       


 スペインが好きです。ふとしたきっかけでスペイン語を習いはじめてしばらくした頃、とても魅力的なツアーを見つけました。スペイン最古の大学、サラマンカ大学で毎年行われる夏期講習を受け、ヨーロッパ5カ国を巡る49日間スペイン語、スペイン文化研修旅行です。
 目標を1年後に設定し、友人と参加したのは**年前のことです。バルセロナオリンピック前で、まだ物価も安く、大学での研修中はホームステイということもあり、当時としては格安の料金も魅力でした。
 出発して最初の目的地はアムステルダムでした。初めての海外旅行で、はじめて外国の街に立ち、まるで映画の世界に入り込んでしまったかのように夢見心地で、見る物、聞く物、全てがとても新鮮でした。その後、ポルトガルからバスでスペインへ入り、3週間のホームステイをはさんでスペイン各地を回り、イタリア、ギリシャへ寄って帰るという旅でしたが、一番印象的で、好きになったのはスペインでした。
 やはり、片言でもその土地の言葉が話せたというのが一番の理由でしょうし、たった一ヶ月でしたが、"住んだ"という気持ちを持てたのが大きかったようです。

 その後、もう一度、今度は秋のスペインを訪れました。夏の輝きとはまた違った魅力に満ちていた街のたたずまい...。

 ここでは、写真、旅行の思い出等と共にスペインの魅力をお伝えしたいなと思っているのですが、まだまだ工事中です。すみません。いつになるかわかりませんが、お待ち下さいね。


      
外尾悦郎バルセロナ石彫修行
筑摩書房
外尾悦郎バルセロナにおいでよ
筑摩書房

 スペインの天才彫刻家アントニオ・ガウディ。彼が設計し、完成までまだ百年単位の年数が必要だという教会、サグラダ・ファミリア建設のために、日本人でただ一人の彫刻家としてバルセロナで働きはじめた頃の筆者の生活ぶりが魅力的に描かれています。先日、現在の生活ぶりがテレビで紹介されていましたが、奥様もピアニストで、サグラダ・ファミリアの礼拝堂でチャリティーコンサートを開いたりして、娘さんと共にすっかりバルセロナにとけ込んでいらっしゃるようでした。

 私もスペインに行って、ガウディに魅せられました。聖家族教会−サグラダ・ファミリアの、とうもろこしがそびえ立つような不思議な塔、グエル公園、Casa Mira、etc. 思わずほほえみたくなるユニークな建築の数々。まさに"芸術作品"ですが、カサ・ミラには実際に人が住んでおり、グエル公園は憩いの場であり、作品のそれぞれが人々に実用的に利用されているというのもガウディの魅力だと思います。サグラダ・ファミリアの残されたおびただしい設計図と模型を見て、完成までの年月を思い、気の遠くなる感じがありますが、既に教会としての機能は果たしているのですね。あまりにも有名な建築物であるため、観光名所という思いが強かったのですが、完成している教会部分で行われていたミサを見学し、お祈りの言葉を聞いて、ああ、教会だったんだ、そしてもう地域の人々にとっての祈りの場なんだと感慨深いものがありました。「Santa Maria nosotros vosotros...」
 あの、とうもろこしのてっぺんに、もう一度登りたい!



小西章子スペイン子連れ留学
新潮文庫

 ご主人を日本に残し、3人の子供を連れて1年間のスペイン留学!そんな行動力ある著者とかわいい3人の子供たちのスペインでの生活がいきいきと描かれています。巻末にはスペイン料理のレシピも紹介されており、写真もたっぷりで楽しめる1冊です。








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