ワンデー ガムラン・ピクニック

    イベント報告ページへ 次へ   2007.10.22 watapi

2007/9/16(日) 13:30〜20:00くらい

  甲賀市碧水ホールにて

滋賀、大阪、岐阜のガムラングループが参加し、碧水ホールのガムランセットを利用して行われた、ガムランのイベントです。
ガムラン以外の音楽家や、ダンスや詩といった他ジャンルのアーティストとのコラボレーションも試みられた、ガムランの可能性を追求するイベントでした。

Tirta Kencana ステージ

ティルト・クンチョノは、第3部の、Local Inovation(地域で活動するガムラングループ)のプログラムに、スカル・ムラティ(岐阜)や野村誠ワークショップ(碧水ホール)と共に参加しました。
碧水ホール主催 マルガサリ 中川真 企画・監修
影絵芝居「かみさまのうま」
ティルトクンチョノは、影絵芝居「かみさまのうま」を上演しました。
明治時代に日本や世界の民話を収集し子供向けに著わした、水口ゆかりの作家・巌屋小波(いわや さざなみ)の童話です。 音楽は全てメンバーによる創作で、影絵人形も、舞台衣装もメンバーの手作りです。
物語の終わりには、巌屋小波(いわや さざなみ)が当時ラジオで語ったものを資料館からお借りして流しました。
*巌谷小波記念室が、水口曳山資料館に併設されています。


影絵芝居のスクリーンの後ろで、ガムラン生演奏です。

舞台裏
裏ではこんな風に演じてます。

演奏風景
芝居の進み具合を見ながら演奏して行きます。

水口、甲賀といった、近辺からの来場者は少なかったようなので、もっと地域の方々に見て欲しかったですね。
ティルトの持ちネタとして、地域で上演してまわれるようになるといいですね。


「かみさまのうま」あらすじ

 むかしむかし、正直者の正兵衛という者がおりました。ところがどうした事かとても運の悪い事があって、神様に見放されたものと思い、死のうと思ったところが、神様から運の玉という物を授かりました。
 そのお礼にお参りに行こうとすると、なんとお宮にお使えする馬が、正兵衛さんに話しかけてくるではないですか。話を聞くと、馬は、正兵衛さんと入れ替わって神様にお参りしたい、と言います。
 せっかく運の玉を授かったのに馬にされてたまるか、と思ったものの、あっと思う間に馬にされてしまった正兵衛さん。正兵衛さんになった馬が戻ってくるまでの間、ただひとこと、「神様がご存知。」としか言ってはならぬ、と告げられます。
 そうこうして馬になったまま一人で待っている正兵衛さんのところに、そうとは知らずに大きな包みを担いだ泥棒がやってきます…。

…続き


その他のプログラム


ページ1
 1. 映像上映:「音楽ノ未来」(2006)より 野村幸弘の3作品

 2. ガムランの古典曲 マルガサリ

 3. 地域で活躍するグループ ティルト・クンチョノ/スカル・ムラティ/野村誠・林加奈+碧水ホール・ワークショップ参加者

 4. トーク:ガムランの作曲について 三輪眞弘、野村誠、本間直樹(司会)

ページ2
 5. 新しいワヤン(影絵芝居)HANA & JOSS、林加奈、井上信太、中川真

 6. インプロヴィゼーション 野村誠、佐久間新、寺内大輔、鈴木悦久

 7. ガムラン音楽の最前線 三輪眞弘、上田假奈代、マルガサリ


プログラムの詳細など




ガムランピクニック感想等のリンク


イベント報告ページへ  表紙のページへ