映画の「男はつらいよ」の寅さんに出会ったのはまだ東京に住んで
いた学生時代でした。渥美清のTVドラマ「泣いてたまるか」を見て
感動してました。その後映画が始まり毎年の恒例に亡くなった父と
映画館によく足を運びました。国民的な映画になるなんて思いもよ
りませんでした。泣き笑いのこの映画は滋賀に来てからも都会東京
が懐かしくて何度見ました。
海外在住の方々も日本を懐かしく見ていると当時聞きました。
寅さんにやさしい家族があるから、寅さんの旅先で思い出し、そして
帰るところがあるから幸せなのでしょう。
あの家族と妹、印刷屋のたこ社長、御前様等の人達がやさしく迎えて
くれるから自然体で生きるフーテンの寅さんが生きてくると思います。
山田洋次さんのロマンと原点であるこの映画の良さは普通の下町の人情
と現実にはありえない他人の思いやりがこの映画の人気の秘密である。
人に何が幸せか教えてくれる。和やかになれるそして心あったまる魅力
の映画である感じます。
元気の無い時や寂しいとき、心に穴が空いている時に見ると元気が出て
幸せ気分になれます。
有り難う山田監督と亡き渥美さんそして倍賞さん!
永遠に残る最高の作品です。
2月11日、1999