サザナミ記念アンサンブル:巌谷小波のこと 2001.6.14 表紙へもどる















●巌谷小波(いわやさざなみ)のこと

日本のアンデルセン
巌谷小波(いわやさざなみ)のこと
水口町立民俗資料館巌谷一六・小波記念室パンフレットから

 1870.7.4(明治3.6.6)〜1933.9.5(昭和8)
 巌谷小波(本名・季雄(すえお))派、明治3年巌谷一六の三男として東京に生まれました。幼年時から文芸に親しみ、やがて父兄の意図に反抗して文学の道を志し、18歳の時創設期の硯友社(けんゆうしゃ)に参加しました。当初は尾崎紅葉らとともに大人向けの人情作家を目指しましたが、明治24年(1891)21歳の時、博文館の「少年文学」の第一編として『こがね丸』を発表。これが当時の少年達に圧倒的好評をもって迎えられたことから、以後児童文学の執筆に専念し、膨大な数の「お伽噺」を発表。明治時代を代表する児童文学者となりました。ペンネームの「小波」は、故郷の近江・滋賀にちなんだものです。

小波のしごと
作家として・・・創作のほか、数多くの昔話や伝説を再話して、子どもを読者とした読み物を「お伽話」として明治社会に定着させました。また外国作品の翻訳を通じて、当時の子どもたちに異文化の存在を認めさせました。
編集者として・・・「少年世界」ほか多くの子ども向け雑誌を手がけ、子どものためのジャーナリズムを発展させました。
口演童話作家として・・はやくからお伽話の口演(こうえん)に関心を持ち、各地に口演旅行を行い「口演童話」の分野を確立しました。

  
 
 ラジオ番組でお伽話を口演する小波  (写真中に[大正15年・・」の書き込みがある)
 
 
 
子供達のために、年齢,経験に関係なく楽しめる市民オーケストラをつくりましょう
サザナミ記念アンサンブル,滋賀県水口町      表紙へもどるこのページのはじめへ
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