奈良県広陵中学校における野村誠/滋賀県水口町碧水ホールにおけるガムランプロジェクト 奈良県広陵中学校 2003.11.7
掲出 2004.3.1


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奈良県広陵中学校 2003.11.7
学校公演 
マルガサリ 中川真・佐久間新  野村誠



 マルガサリが奈良県広陵中学校で学校公演をやるというので、見に行ってきました。ティルトクンチョノメンバーも何人か出演しました。控え室は図書室。文化祭の催しの一つみたいで、校舎の前には大きな看板、中央にはウィヤンタリさんみたいなジャワの踊りの絵も、校舎のなかには手作りのポスターも貼ってありました。



会場は体育館でした。柔道用の畳を敷きならべて舞台に、これは楽器を叩く衝撃を床に伝えない良い方法かも知れません。
回りには陶器でつくられた小さな照明の群。



伝説の名曲「踊れ!ベートーヴェン」では、広陵中学校の皆さんも演奏に参加しました。



(レポート:中村道男)
 このホームページはあまり活発でない「掲示板」をもっています。
 この講演の前後の書き込みです。下から順番にお読みください。
 
練習日です。 投稿者:michio  投稿日:11月12日(水)00時32分57秒

 11月12日水曜日は久しぶりの練習日です。ちょっと見てみたいと言う方も遠慮なくどうぞ。

 練習が2回ぬけると、半月のごぶさた、なんだか淋しい。
 でも、その間に大津の公民館の見学や、広陵中学のコンサートなどがありました。
 「見学」は岩井さん他に協力をもとめて、15人ほどを相手に小さなワークショップ。楽しんでいただけたようです。公民館の企画の講座で、午前中は安土の文芸セミナリオでパイプオルガンの見学、昼食は貴生川の地ビールで、そのあと碧水ホールのガムラン。なかなか、いいコースですね。
 質問はやはり、「なぜ、ガムラン?」というものでした。
 ホールの「戦略」です・・というのがいつもの応えです。「館長の趣味」とか言っておけば、皆安心するのでしょうけど。

Fの入り 投稿者:michio  投稿日:11月10日(月)11時32分52秒

Fの入り(第3楽章?)はhitomiさんで決まる・・だったのですね。
たまご大王のパフォーマンスに会場全体が心を奪われている瞬間の自然なタイミングだったと思います。
ガムランの興味深いところです。
たまご大王が出かけている間、野村さんがすかさずクンダンの前に座ったのも印象的でした。
これも、まことにガムラン。
生徒さん達の感想、聴きたいですね。

元気をいただきます 投稿者:hitomi  投稿日:11月 9日(日)17時39分45秒

中学校のコンサートに参加させていただきまして、ありがとうございました。中3の娘をもつ身なので生徒さん達の反応など興味がありました。ストレートに返ってこなくてもいろいろ感じてくれたことと思います。この近くの学校でも聴かせてあげたい。
踊れベートーベンのFの入りが早くなってしまいすみませんでした。(大王さまの思いがけないパフォーマンスに圧倒され・・・あれから体育館2階の所でなにかなさるのでは・・と頭のなかを駆けめぐりまして、どうしようと思いながら始めてしまいました)野村さんや中川先生の次から次ぎへと湧き出てくるパフォーマンスに、驚いたり楽しんだり大忙しの10分間、でも私はいつも元気をいただきます。古典曲のクンプールをさせていただけたことも感激でした。ガムランは楽しいです、来年のコンサートに向けてがんばりましょう、皆さまよろしく。

たまご大王のオチ 投稿者:nakagawa shin  投稿日:11月 9日(日)15時42分17秒

え〜、舞台の袖に引っ込んだタマゴ大王のオチは、実は、引っ込んだ袖から、佐久間氏扮する「鬼」がぐるぐるぐる〜と登場してきて、みなを驚かせるというアイデアでした。ただし、事前にあのようになることは一切想定できていませんでしたから、もちろん佐久間氏は知る由もなし。袖に入ってから「あ、佐久間君がいない・・・・!」と大王は気づいたのであります。きっと、客席の後ろで見ていた佐久間氏は、大王の意図に気づき、歯ぎしりをしてくやしがっていた筈です。以上、些細な部分の回答です。

広陵中学での「踊!ベー」 投稿者:michio  投稿日:11月 9日(日)12時57分49秒

 広陵中学校でも、野村さんは観客に提案し、協力をもとめ、鍵盤ハモニカを吹き鳴らしながら客席の中を駆け回り・・大変楽しい演奏に仕上げていました。
 今回のものではクンダンをたたいていたたまご大王が、体育館の舞台の脇の部屋へ隠れてしまう場面がありました。どういう「おち」になるのか・・生徒さんたちの注目があつまりました。あれは何だったのでしょう。

 でも、その見かけに目を奪われてはいけません。実はこの曲は野村さんのパフォーマンスだけでなく、大変印象的な第一楽章と、第二楽章のユニークな音楽的構成、とてもキュートな第3楽章を持っています。私はテープ、cdを含めると、あの伝説の「踊れ!ベートーヴェン」の5つめのバージョンを聞いたことになります。

 この日の公演では、伝統曲を2曲と楽器の解説、やってみましょうコーナーつき伝統的なジャワ舞踊、そして野村さんの提案付「踊れ!ベートーヴェン」でした。
 「文化祭・芸術鑑賞会」という催しで、生徒の皆さんは午前中からクラス別のコーラスの発表を聞いたりで、その午後の催し・・体育館の床に座って聞くのは少し大変だったかもしれません。
 でも、熱心に最後まで聞いてくれました。彼らは望んでこの演奏会を聞いたわけではないので、「幻の名曲」といわれた踊ベーも、日本で最高のレベルのガムランの舞踊と演奏も、あたりまえのようにそこにあって、あたりまえのように聞いた・・ということでしょう。きっと、中学生たちはクールですよ。でも、学校公演には最低限この贅沢さが必要ですね。

 600人の中学生を動かすための学校的方法(全員に公平に、秩序をもって)・・みたいなものがあるので、舞台から客席に呼びかけたり、リクエストをだしたりするときは、あらかじめ研究が必要で、何事も「いきなり」はいけません。・・というと、野村さんがこまってしまうか。
 舞台と観客(生徒達)の間に、先生達という通訳が入ってしまうような場面もありましたね。集団としての反応とは別に、一人一人の生徒に、心に残るものがあったと信じていますが、それは、なかなかおもてに現れてきません。ま、そういうものでしょう。
 生徒会長の「お礼のご挨拶」はとても立派でした。
 こちらもそういうプロトコルを学んでおくべきです。

やっぱり楽しかった 投稿者:junko  投稿日:11月 8日(土)23時40分46秒

また、「踊れ、ベートーヴェン」に参加させて頂いて、本当に楽しかったです。ありがとうございました。(私、いつも注意を受けてるような気がしますが・・・) 中学生達、本当は私もガムランやりたかった、とか、もっと歌いたかった、という人、たくさんいたんでしょうね。もし、次回があればこうしてみたらどうかしら、などとつい考えてしまいます。歌わなくても、きっと楽しかったと思うのですが、中学生のその後の声を聞く、という機会はないのでしょうか。

ありがとうございました 投稿者:nakagawa shin  投稿日:11月 8日(土)01時08分54秒

本日(というか金曜日)、奈良県広陵中学でのコンサートは無事、終了しました。
ティルト・クンチョノからも応援をいただきました。また中村館長も来られ、楽器の積み卸しなどに協力をいただきました。中学校の鑑賞会というのはなかなか難しいのですが、野村誠さんの活躍もあって、中学生たちもリラックスしながら楽しんでくれたのではないかと思います。出演された方々、また中村館長、何か感想がありましたら書いていただけたらと思います。

野村誠さん教育テレビで 投稿者:michio  投稿日:11月 4日(火)23時36分46秒

8月に碧水ホールでコンサートを開催した野村誠さんの出演する番組が、明日 11月5日水曜日夜8時からNHK教育テレビで放映されます。是非ご覧ください。

メディアがひらく教育の未来 その3 アーティストが学校へやってきた

http://www.paonetwork.co.jp/sakuhin-data/sakuhin2003/03-11-2/kyoiku.htm

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