Tirta Kencana第4回定期演奏会プログラム 掲出2009.6.15


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ごあいさつ

 本日はようこそ、ティルトクンチョノ「第四回定期演奏会」にお運びを頂き、ありがとうございます。メンバー一同厚くお礼申し上げます。

 ジャワガムランを楽しむ市民グループとして「ティルトクンチョノ」が誕生して早5年を迎えます。
 その間、定期演奏会を始め、昨年11月に「近江・民俗芸能の祭典」出演等のステージ経験、あるいは保育園、養護学校、児童館、公民館等の地域に向けての 演奏会やワークショップ等、様々な経験をさせて頂き、着実にあゆみを続けています。これも皆様方のご支援の賜物として偏に感謝申し上げる次第です。

 さて、本日の演奏会ですが、プログラムでは二部の構成となっています。
 第一部では、ジャワガムランのゆったりした時の流れをご堪能頂こうということで伝統曲4曲を用意しています。4曲の中、最後の「チャンクレ」は舞踊曲となっていまして、メンバーの小松道子が踊り手を務めます。
 第二部は、最初にナイマンの「タイムズアップ」をお聞き頂きます。これはティルトクンチョノが数年前から秘かに準備を進めてきた演目で、今回はその思いが実り皆様にご披露申し上げるものです。
 後半は民話や童話等を題材にガムランで曲を作り人形劇や影絵で表現しているわれわれの定番「創作」です。今回は市居みかさんの絵本「ヘリオさんとふしぎ ななべ」をもとにわれわれがガムランで演じます。市居さんご本人にもご登場頂き、朗読や実際に絵を書いて頂くところがポイントです。
 二部共お子様から大人の方まで幅広くお楽しみ頂ける内容となっていますので、どうぞ最後までゆっくりご覧下さい。

 最後になりましたが、本演奏会を開催するにあたり、支援を頂いております甲賀市、甲賀市教育委員会、企画監修を頂きました中川真先生、家高洋先生、中村 道男顧問、並びに賛助出演下さるローフィット・イブラヒムさん、またホール使用にあたって格別のご配慮を頂きました藤岡碧水ホール館長、上村係長、他お手 伝い下さる関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

 ティルトクンチョノ代表
 岩井義則

●市居みかさんからのコメント

 この碧水ホールは、公共の施設でガムランを所有する珍しいホールです。
 そこに市民が集まり、毎週、練習を重ね、音楽を生活の中に取り入れて楽しんでいるというのは本当に素晴らしいことです。

 「ヘリオさんとふしぎななべ」は、私の第一作目の絵本です。
 貧乏な絵描き、ハラ・ヘリオさんが「絵を描く」ということから不思議な世界にいって、また「絵を描く」ということで、もとの世界に戻ってくる、一晩に一部屋で起こるお話です。
 いつも絵を描きながら、一枚の紙の上にに吸い込まれそうになる世界を作ることができる「絵」というものは一種の魔法だなぁと思っているので、このようなお話ができたのだろうと思います。
 そして、今回、このお話に迫力あるガムランの演奏が加わります。ガムランの音でいっそうお話に劇的な緊迫感が加わって、一幕の劇のようになりました。作者としてはうれしいかぎりです。どうか、このお話の世界を楽しんでいただけますように・・・

市居みか

http://www.geocities.jp/ichiipk/

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プログラム

第1部 伝統曲・舞踊

1.ジャグン・ジャグン(Ladrang Jagung-jagung pl. 6)

2.ウィルジュン(Ladrang Wilujeng sl. m.)

3.クンバン・グンポル〜バイェムトゥル
(Gendhing Kembang Gempol kethuk 2kerep, minggah
Ladrang Bayemtur pl. 5)

4.舞踊 クロノ・アルス・ジュンクン・マルデヨ
  Kelana Alus Jungkung Mardeya
(音楽:Ladrang Cangklek, sl.m)

 休憩

第2部 現代曲

 マイケル ナイマン 「タイムズアップ」

第3部 創作

 「ヘリオさんとふしぎななべ」
  創作曲、朗読、ライブペインティング

    原作:市居みか
    作曲:ティルトクンチョノ
    監修:中川 真

出 演

ジャワガムランアンサンブル
ティルトクンチョノ

 岩井義則
 坂本準子
 伊藤久子
 田中あゆみ
 小松道子
 小梶喜憲
 日比 誠
 森山みどり
 石原弘之
 田中友紀
 中村道男
 山本ちひろ

マルガサリ

 中川 真
 家高 洋

ローフィット・イブラヒム

ジャワ舞踊

 小松道子

朗読・ライブペインティング

  市居みか

協 力 
 
佐久間新 ウィヤンタリ(舞踊指導)
ローフィット・イブラヒム(演奏、指導)
鹿野真理子 長谷川嘉子 北村裕子 安井博昭(ティルトクンチョノ)
碧水ホール

 

監 修 中川 真

主 催 ティルト クンチョノ

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プログラムノート

1.ジャグン・ジャグン(Ladrang Jagung-jagung pl. 6)
 オープニングは、青銅打楽器の強奏から始まる「ジャグン・ジャグン」です。この曲では太鼓以外はすべて青銅製の楽器です。この曲の一番の聴き所は、大き なサロン(共鳴箱のうえに鍵盤を並べた楽器)が2台で掛け合いをするところでしょう。なお、「ジャグン」とはジャワ語で「とうもろこし」の意味です (「ジャグン・ジャグン」と繰り返されると複数形になります)。曲名の由来は、いまでははっきりとわかっていません。


2.ウィルジュン(Ladrang Wilujeng sl. m.)
 2曲目の「ウィルジュン」は、(「ジャグン・ジャグン」では奏されなかった)弦楽器や笛、木琴、歌などが加わって、柔らかく優美な雰囲気を醸し出しま す。このような楽器編成がジャワ島中部地方のガムランの特徴となっています。ジャワ語の「ウィルジュン」は、インドネシア語の「スラマット (selamat)」とほぼ同じ意味で、挨拶や祝福の場面で使われる言葉です。この曲は結婚式などでもしばしば演奏されますが、この曲名のためかもしれま せん。


3.クンバン・グンポル〜バイェムトゥル(Gendhing Kembang Gempol kethuk 2kerep, minggah Ladrang Bayemtur pl. 5)
3曲目は、「クンバン・グンポル」という曲と「バイェムトゥル」という曲が続けて演奏されます。楽器の編成は、1曲目の「ジャグン・ジャグン」と同じです が、雰囲気はかなり違っています。最初にすぐテンポが落ちて、しばらく静かな部分が続き、そしてテンポが上がってからまた落ちて「バイェムトゥル」が始ま ります。そして徐々にテンポが上がって、最強奏にまでいたります。「クンバン」とは「花」、「グンポル」とは「団子状のおかゆ」、「バェム」とは「野菜」 という意味です(すべてジャワ語です)。この曲の場合も、曲名の由来はわかっていません。
(1.2.3家高 洋)

4.舞踊 クロノ・アルス・ジュンクン・マルデヨ
(演奏されている曲:チャンクレ)

 クロノは、遠方にいる女性に恋い焦がれる若武者の舞踊と言われている。アルスは男性の優美な形のこと、ちなみに荒型はガガという。ジュンクン・マルデヨ はマハバラタ物語の登場人物で、スリカンディという女性が恋の相手である。舞踊は、冒頭の様式的な振りの部分から次第に、生き生きとした躍動的な部分へと 移行し、最終的にまた様式的な振りへと戻り、本の裏表紙をそっと閉じるように終えられる。舞踊、ガムランの楽曲とも非常にシンプルな構成となっている。
 ジョグジャカルタでは、舞踊を習い始めた若者によって舞われることが多いが、さりとて簡単な振り付けというわけではなく、シンプルな故に舞踊家にとって は技量が試される演目だともいえる。また、女性を欲望の象徴的対象と考えると、理性と欲との葛藤を乗り越えていく人生を描いている舞踊とも考えらる。クロ ノには、恋に落ちるという意味以外に、何かを探し求めて旅をするという意味もあるようである。
 この舞踊の見どころは、ひとつひとつの形をきれいに形取っていく点で、それはジョグジャカルタ王宮舞踊の大きな特色でもある。
(佐久間)


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プロフィール

中川 真 なかがわしん クンダン・企画監修
 サウンドスケープ、サウンドアート、東南アジアの民族音楽を主な研究領域とする音楽学者。ジャワガムランアンサンブル「マルガ・サリ」代表。京都音楽賞、小泉文夫音楽賞、サントリー学芸賞を受賞。
 著書に『平安京音の宇宙』など、最近には高橋ヨーコ(写真家)とともに日常の「音」をテーマに冒険小説「サワサワ」を上梓、フィールドワーク研究の新しい発表のスタイルとして注目されている。
 2001年9月、コンサート「ガムランによって何が可能なのか」で、ガムラン楽舞劇「桃太郎第1場」を初演、以来、碧水ホールでの企画監修に携わる。

マルガサリ ガムランアンサンブル
 1998年に誕生したグループで、大阪府豊能町のスタジオ「スペース天」を本拠としている。野村誠をはじめ多くの作曲家がこのグループのための新作を寄 せる。インドネシア国立芸術大学と提携し、舞踊劇『千の産屋』他の共同作品を生む。現在は楽舞劇『桃太郎』制作に取り組み、全5場が2005年に完成予 定。2003年に初のCD『ガムランの現在 Vol.1』をリリース。メンバーは20名、代表は中川真(大阪市大大学院教授)。音楽顧問はシスワディ(インドネシア芸大教官)。

市居みか
絵描き、イラストレーター。
 兵庫県生まれ。
 小学校2年の時、ホッチキスで綴じた豆絵本「またでるぞ」「たのしいもりのどうぶつたち」「のんきとたんき」など多数制作。
 神戸大学教育学部美術科卒。木版画を黒崎彰氏に学ぶ。2001年CWCギャラリー第2回チャンス展入選。2000年より滋賀県信楽のもと診療所だった古屋をアトリエに改造して在住。
 著書に画文集「あからはじまるうた」、絵本「ヘリオさんとふしぎななべ」。
 絵本「こぶたのブルトン」シリーズ(文:中川ひろたか)、「さんぽうた」(文:ねじめ正一)の絵も手がける。個展、原画展を多く開催する他、自作の朗読公演なども行う。「鍵ハモ」のグループ「鍵盤ズ」のメンバー。



ティルトクンチョノ
 「ティルト」は水、クンチョノは「金のきらめき」、日本の中央に位置する我が国最大の湖、琵琶湖のさざ波のイメージをジャワに伝えて命名されたものです。
 マルガサリ中川真氏の監修、指導のもとに伝統的なジャワガムランを学ぶ市民活動です。
 ガムランによる現代音楽や創作の可能性にも注目しています。
 また、ガムランを利用したアーツ体験の「パッケージ・プログラム」の開発も大切な仕事になるでしょう。ガムランから生まれる多様なアーツ体験を、より多くの人に直接的、効果的に伝え得るような「しくみ」をつくりたいと願っています。
 これらの計画は甲賀市碧水ホールが,2001年秋にマルガサリ、野村誠さんらによるコンサートを開催し、2002年春にガムランを保有したことに始まっています。
 このガムランセットは、2001年夏から2002年春にかけて、インドネシア、ソロ市郊外の、サロヨ工房で、サプトノさんの設計監修により製作されたも のです。スレンドロ、ペロッグの両音階が演奏可能で、王宮風の装飾が施されています。2005年秋にはサロヨさんを迎えて楽器のチューニングを行いまし た。
 定期的な練習は毎週水曜日夜、碧水ホールで。

 同名の伝統曲があり、このグループのテーマソングのようになっています。メンバーの技量に合わせて様々に演奏されます。Tirta kencana(Ladrang pl.nem)


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プジョクスマンの再生を祈って・再掲 (ジャワ舞踊家)

 2006年3月10日金曜日午後8時過ぎ、ジョグジャカルタにあるプジョクスマンで、僕は妻のウィヤンタリと踊っていた。演目は「スリカンディ・ビス モ」、男女の間の戦いを描いている。久しぶりに訪れた舞踊団の定期公演に出演したのである。普段は、多くても10数人の観客がこの日は50人以上の大盛況 だ。いつもは滅多に踊らないベテラン・ダンサー達が踊る日に当たっていたので、みんな同窓会のように集まってきていたのだ。子連れのダンサーもたくさん見 に来ていて、保育園のように賑やかだ。
 壁のないプンドポの外では、腰までの高さのクリーム色をした柵の向こうで、近所の女性がカインでくるんだ乳児を肩から抱えて、涼しそうな部屋着姿で見て いたり、若者達が停めたバイクの座席に腰をかけ、タバコをくゆらしていたり、観光客待ちのベチャッ引き達が座席にふんぞり返って、演目を満喫していたり、 みんな思い思いの楽しみ方をしている。

 2006年5月27日土曜日午前6時前、ジャワ島ジョグジャカルタ州で大地震が発生した。日本との時差は2時間。地震から数分後、ウィヤンタリの弟のアンバルから電話が入った。火山が爆発して、地震が起こり、家の壁の一部と塀が壊れたとのこと。
 「近所の人の迷惑にもなるから、どうしようか?」
 数週間前から、ジョグジャカルタの活火山ムラピ山の活動が激しくなっていた。5月15日には、小規模な噴火も起こっていたので、みんないつ噴火するかと心配していたのだ。家族や我が家に下宿している川原和世さんや西岡美緒さんにケガは無いようだ。
 マルガサリのML(メーリングリスト)に第1報を入れた。
 ムラピ噴火 地震発生 塀が倒れる

 そんなに大変なことになっているとは、分からなかった。引き続き電話をしてみると、神戸でも被災した川原さんが「神戸の時と同じ感じだ。」とかなりのショックを受けて話すので、これは大変なことになったと、直感した。
 マルガサリのMLに地震後1時間から2時間にかけて、
 そんなに大変ではない。
 噴火はしていない。
 いや、神戸ぐらい揺れたらしい。
 家も半壊。市内で死傷者多数。
と、次々メールを流した。地震後2時間経っても、日本のメディアでは一切情報が流れなかった。知人のNHKの社員にも問い合わせたが、分からなかった。川原さんと西岡さんの家族へ電話した。
 「これから、ニュースでジャワの地震のことが流れますが、皆さん無事です。」
 タイムマシーンに乗ってあらわれた人みたいなセリフだ。12時のニュースで、ようやく報道され始めた。

 ジョグジャカルタ州は淡路島ぐらいの大きさで、その中にカブパテンと呼ばれる5つの県がある。今回、一番被害の大きいのは、市内中心部のクラトン(王宮)から南数キロに位置するバントゥル県だ。僕が学んだ芸術大学もここにあり、

校舎にかなりの被害が出た。また、周囲には教官や学生もたくさん住んでいる。家が全壊し、テント生活をする先生とも連絡が取れた。
 市内中心部でも場所によっては、かなりの被害が出ている。王宮から東へ1キロの我が家も半壊のようだし、サスミント・マルドウォ舞踊団の本拠地プジョクスマンも同じ地域にあり、大きな被害を受けている。
 プジョクスマンは昔ながらの貴族の屋敷で、ダレム・アグンと呼ばれるジャワの伝統的な木造集合建築物である。舞踊やガムランを行う場所・プンドポは、大 屋根がある壁のない建物で、4つの大きな柱が支えている。柱は梁で四角く繋がれている。真ん中の天井には彫刻あり、1900年に建造されたと刻まれてい る。そのプンドポが大きく傾いた。屋敷の中央部・プリンギタンには、ガムランや舞踊のコスチュームが保管されているが、そこは全壊した。
 プリンギタン奥の貴族の居住地・ダレムに面する裏庭に、舞踊団を創設した故サスミント・ディプロの家がある。妻のブ・ティアは息子のマス・アリンととも に、舞踊団を何とか切り盛りしている。経済危機、暴動、スハルト退陣、テロなど、次々と観光産業に逆風が吹く中、伝統舞踊を護ろうと、たとえ観客がいなく ても、週に2回の公演を続けていた。
 電話でブ・ティアは「他の場所を借りてでも、なるべく早く子ども達のための舞踊クラスを始めたい。」と話してくれた。被災した先生に、とても勇気づけられた。

 2006年6月4日日曜日、碧水ホールで「クロノ・アルス・ジュンクンマルデヨ」が踊られる。これももちろんプジョクスマンで踊られていた演目だ。元 々、ジョグジャカルタ様式の舞踊は、クラトン(王宮)で生まれた。しかし、今踊られているジョグジャ様式の舞踊のほとんどは、故サスミント・ディプロに よって振付・構成がなされ、プジョクスマンで踊られてきた。また、数々の舞踊家もここで舞踊と出会い、研鑽を積んできた。きっと、これからも未来の舞踊家 が育つ場所でもあるはずだ。現在、ジョグジャ様式の舞踊はプジョクスマンを飛び立ち、碧水ホールでも、東京でも、ロンドンでも、ヘルシンキでも、シンガ ポールでも踊られている。世界中のロモサス(サスミント翁)の子ども達が、プジョクスマンの再生を祈っている。
 
 芸術大学や舞踊団の建物の再建には、時間もお金もかかるだろう。長くかかるであろう復興の過程で、舞踊や音楽の力が人々に勇気を与えるはずだと信じたい。舞踊や音楽を通じて、日本やジャワで支援できることを考え、行動していきたい。

佐久間 新 さくましん
 1995年から1999年まで、インドネシア政府給費留学生としてインドネシア国立芸術大学の伝統舞踊科に留学し、その研鑽の成果がジャワで高く評価さ れ、現地の様々な舞踊公演に依頼されて出演。ジョクジャカルタのクラトン(王宮)の嘱託舞踊家として、クラトン主催公演にも多く出演。また、オリジナルな 活動として伝統的な技法を用いた創作シリーズ(クタワン形式の楽曲を使用)を開始。マルガサリとジョクジャカルタのプジョクスマン舞踊劇団に所属。舞踊教 室「リンタン・シシッ」を日本で主宰する。


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ティルトクンチョノのあゆみ








2002年 7月ガムラン教室発足
  指導 中川真・家高洋・マルガサリ
  毎週水曜日夜の練習会はじまる
 9月パニョト氏(インドネシア音楽大学)の
  指導を受ける
10月「ティルトクンチョノ」命名
   ホームページ開設
12月公開練習会「一日中ガムラン」

2003年6月「まなびの体験広場」で演奏
 創作「和尚さんとたぬき」他、
 スカルムラティ(岐阜県)との交流始まる

 8月「踊れ!・・」の演奏にメンバーの一部
  が参加

 9月パバンバン氏(インドネシア音楽大学)
  の指導を受ける。
12月公開練習会「一日中ガムラン」

2004年2月「はじめての演奏会」
 ルー・ハリソン「ヴァイオリンとチェロとガムランのための二重協奏曲」
 岩井義則  「声明とガムランの試み」他
 3月キッズ・フェスタ出演

 6月27日(日)まなびの体験広場 2004
ステージプログラム出演
 8月 シスワディ(インドネシア芸術大学教授)、
  ローフィット(ガムラン演奏家)に指導をうける。
   京都船岡山「やんちゃフェスタ」




 11月晋山式祝賀演奏
 12月 一日中ガムラン

2005年3月
 ティルトクンチョノ第2回定期演奏会
  現代曲「インテルメッツォ」(北浦恒人)、
  プスポワルノ(ジャワ舞踊)
6月ビンセント・マックダモット来日コンサートで「ティルトクンチョノのための協奏曲」を演奏
ビンセント氏から直接指導を受ける。

 この頃、ローフィット氏による個人レッスンスタート

9月滋賀県人権フェスタオープニング(水口文化芸術会館)で同曲を演奏。
パトゥグ(トゥグ・プジョディヨノ)に指導を受ける。


2006年2月 草津文化芸術会館
3月コンサート「さあ、トーマス」でロビー演奏

6月4日 第3回定期演奏会
    ルー・ハリソン「ピアノ協奏曲」
    創作「お米のはなし」

  8月 碧水ホール「野村誠の世界」でティルトクンチョノが「踊れ!ベートーヴェン」を演奏
  この頃、松元寺ゴンの入魂式
  同寺、御詠歌隊とのセッション奉納、草津「まちあかり」イベント、三雲保育園「夕べのつどい」
  11月 近江民俗芸能の祭典参加(米原)、
2007年6月 第4回定期演奏会
      マイケル ナイマン「タイムズ アップ」
 創作「へリオさんとふしぎななべ」 (朗読:市居みか)


関連の出来事

2001年9月「ガムランによって何が可能なのか」上演
  マルガサリ(中川真主宰)による伝統曲と舞踊、
  スンドラタリ「桃太郎第1場」(作曲:野村誠)
  演奏、舞踊体験ワークショップも

2002年春 碧水ホールがジャワガムラン楽器群を保有
6月水口町国際交流協会総会で公開
  解説 佐久間新(ジャワ舞踊家)
  6月ワークショップ(「まなびの体験広場」で)

9月マルガサリ+インドネシア音楽大学の教授達合同公演
 「千の産屋・イザナギ、イザナミの物語」上演


2003年2-3月ワークショップ(演奏編・ジャワ舞踊入門編)

  6月マルガサリ、大阪、イズミホール「新音楽の未来
    への旅」シリーズで公演、cd制作
8月「音楽ノ未来・野村誠の世界」で、伝説の作品 
  「踊れ!ベートーヴェン」の6年ぶり上演、ワークショップによる新作「スケ子ッ!!!」初演
 9月ガムランコンサート「桃太郎第2場、第3場」
  (マルガサリ+野村誠、林加奈)





2004年2月 ガムランワークショップ





8月1日(日)
「音楽ノ未来・野村誠の世界2」
  桃太郎組曲
  ワークショップ作品「ダインダイン」(初演)

9月11日(土)ガムランコンサート
楽舞劇「桃太郎」第3場、第4場
マルガサリ+野村誠、林加奈



2005年3月 ガムランワークショップ

6月5日(日)ビンセント・マックダモット来日コンサート 「碧の森」「ティルトクンチョノのための協奏曲」
主催:マルガサリ

8月28日(日)
「音楽ノ未来・野村誠の世界2005」
ワークショップ作品「さるう」(初演)

9月18日(日)ガムランコンサート
楽舞劇「桃太郎」第4場、第5場
マルガサリ+野村誠、林加奈

2006年3月、4月「室内楽カフェ・音楽の作り方」で、
ガムランの新作(MU楽団主催)
2006年3月 たんぽぽの家+マルガサリ「さあトーマス」大津びわこホール、碧水ホールで上演

8月 野村誠ワークショップ 「音楽ノ未来・野村誠の世界2006」
  
9月 楽舞劇「桃太郎」1〜5場 碧水ホールで通し上演



2007年3月 マルガサリコンサート(大阪フェニックスホール)
   ガムランコモンズ-音楽の新たな領野
    三輪眞弘「4bitガムラン」初演



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