concept
「参院滋賀補選で公開討論会を実現する会」設立趣意書
 私たちを取り巻く環境は、一層混迷の度を増してきており、未だに21世紀へ向 けての方向性が明確に示されておりません。そして、戦後最悪と言われる国家財政 の更なる悪化、高齢化社会への対応や環境保全の対策の緊急的な必要性、国際問題 など多くの問題を抱え、国・地方に取りましても更なる柔軟な対応と独創的な政策 が求められております。
 私たちが政治に責任と自覚をもって取り組まなければならない時代がまさにやっ てきました。
 しかしながら、現実には政治不信が広がり、選挙ごとに有権者の関心は薄れ、それが低い投票率に表れています。
 この原因は、候補者同士の政策論争が一同に会して行われることが極めて少ない ため、それぞれの政治理念が未だ正確に有権者に理解されていないということにも あります。 また、政治家のみならず、有権者自らが政治のあり方を最終的に決定する主権 (国民主権)としての地位を認識せず、政治参加の権利と責任を放棄している事に もあります。
 私たちは、民主社会を構成する市民として、真の主権者として、国の将来を任せ られる人物を、責任をもって選んでいかなくてはなりません。
 滋賀はもとより、日本では、選挙前後を問わず候補者同士の政策論争がほとんど 行われていないのが現状です。この政治風土に風穴を開け、一般市民が民主的な政 治過程に政治参加していくためにも、「公開討論会」を通じて政治家を選ぶという仕組みを根づかせることが必要と考えます。

 公開討論会の主な趣旨・意義は次の3点に集約されます。
◎ 政治が抱える問題点や課題が鮮明になります。
◎ 有権者が政策や人柄、あるいは政党の基本方針を見極める機会となります。
◎ 候補者が政策や理念を有権者に訴え有権者の理解・共感を得る機会となります。

 選挙はあくまで私たちの政治に対する思いを代表してくれる人を選ぶ機会です。この選挙の本質を再認識し、私たちや生まれてくる子供たちが幸せに生きていく事の出来る社会をつくり、次世代に継承して行きたいと考えております。この公開討 論会がその助けとなり、また多くの方々が賛同・参加し、ともに歩んでくださるこ とを念願しております。                   

参院滋賀補選で公開討論会を実現する会
代表 笠原 徐栄


 

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