中江藤樹

江戸時代初期の儒学者で、その思想の特徴から「わが国陽明学の祖」といわれる。

慶長3年(1608)3月7日近江の国高島郡小川村の中江吉次の長男として生まれる。15歳の時、祖父吉長のあとをつぎ、伊予大洲藩の藩士として禄100石を受ける。27歳の時、母への孝養と身体の健康を理由に辞職し、郷里小川村へ帰る。小川村での藤樹は武士や近況の人々を相手に「心の学問」を教える。

藤樹の学問は、はじめ朱子学を修めたが、後半にいたって王陽明の「致良知」を唱する。居宅に藤の老樹があったことから、「藤樹先生」と呼ばれ、没後は「近江聖人」としてたたえられている。

五事を正す

近江聖人中江藤樹先生の教え

「貌」・・・顔かたち

愛敬の心をこめてやさしく和やかな顔つきで人と接しましょう

「言」・・・言葉づかい

相手に気持ちよく受け入れられるような話し方をしましょう

「視」・・・まなざし

愛敬の心をこめて暖かく人を見、物を見るようにしましょう

「聴」・・・よく聞く

話す人の気 に立って相手の話を聞くようにしましょう

「思」・・・思いやり

愛敬の心をもって相手を理解し思いやりの心をかけましょう